退院や転院、施設への入所が決まるたびに書く看護サマリ。日々の記録を読み返して必要なところを拾い、相手に伝わる文章にまとめるのは、勤務の終わりに残りやすい仕事です。書く時間を短くする工夫と、短いメモから下書きを作る方法をまとめました。

1. なぜ時間がかかるのか

理由は4つに分けられます。拾い出し、文章にすること、読み手が違うこと、退院が重なる日にまとめて必要になることです。

看護サマリに時間がかかる4つの理由。1 拾い出し(入院中の記録から引き継ぐことを探す)、2 文章にする(箇条の情報を組み立て直す)、3 読み手が違う(病院・施設・ケアマネジャー)、4 まとめて重なる(退院が重なる日)

2. よく使われる項目のひな形

様式は病院ごとに違いますが、次の7つの項目がよく使われます。院内の様式に合わせてお使いください。

看護サマリでよく使われる7つの項目。1 基本の情報、2 入院中の経過、3 今の状態、4 医療処置、5 お薬、6 ご本人・ご家族、7 続けてほしいこと

3. 今日からできる4つの工夫

引き継ぎたい出来事があった日に記録へ印を付けておく、送り先ごとにひな形を分ける、院内の略語は読み手の言葉に書き換える、先に箇条で並べてから文章にする。この4つで、拾い出しと書き直しが減ります。

看護サマリを早く書く4つの工夫。1 日々の記録に「サマリに使う」印を付ける、2 送り先ごとにひな形を分ける、3 院内の略語は送り先に合わせて書き換える、4 先に箇条で並べてから文章にする

4. 短いメモから下書きに

「Aさん 施設へ退院予定。食事:自力で全量、むせなし。移動:歩行器で病棟内。排泄:日中トイレ、夜間ポータブル。家族:長女が週末面会。続けてほしい:夜間の転倒に注意」のようなメモから、てますい 記録当番が看護サマリの下書きを作ります。入れたことだけを書き、入力にないものは【要確認】と残します。医学的な判断は書きません。

できるのは下書きです。看護師が中身を確かめ、院内の様式に合わせて直してからお使いください。正式な記録は、これまでどおり電子カルテに残します。お名前は「Aさん」で作り、貼るときに置き換えます。

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